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せっけんは、油の成分である脂肪酸とアルカリが結びついたものです。
油は、三つの脂肪酸と一つのグリセリンがくっついてできていますので、
脂肪酸がアルカリとくっついてしまうと、グリセリンが残ってしまいます。
つまり、油からせっけんを作るときには、グリセリンも一緒に作られているのですね。
すごーくおおざっぱに書くと下記のようになります。

油+アルカリ(苛性ソーダ)=せっけん+グリセリン

油にアルカリを混ぜせっけんとグリセリンを得るこの反応を鹸化といいます。
野乃屋の手作りせっけんはコールドプロセス(冷製法)という製法で作っています。
この製法の特徴は、油の量 に対して苛性ソーダを少なめにし、
せっけんの中に油を残すこと、せっけんの製造過程で出来るグリセリンもそのまませっけんの中に残すこと、熱を余り加えず自然の反応熱で鹸化をうながし、約一ヶ月の熟成期間をとることなどです。

■野乃屋式コールドプロセス 簡単にご紹介
  1.苛性ソーダを水に溶かす(水酸化ナトリウム水溶液を作る)

2.油を温める。固体の油は完全に溶かす

  3.水酸化ナトリウム水溶液と油の温度を45度くらいにあわせて、油に水溶液を注ぎ混ぜ合わせる。
4.20分間断なく混ぜ続ける。
  5.休憩しながら混ぜ続ける。
6.せっけんのタネがもったり重く、すじが付くようになったら(この状態を『トレースが出た』状態といいます。)、型に入れる。
7.24時間保温する。
(温度を40〜50度まであげて、ジェル化させています。写真中央の少し色の濃くなっている部分がジェル化の始っている部分です。全体が均一に濃い色になります。)
8.切り分けて、刻印。
 24時間保温の後、型から出して1日〜1週間程、そのまま熟成させます。切りやすい硬さまで乾燥が進んだら、切り分けます。
すぐ刻印することもありますが、更に乾燥が進んだ方が刻印しやすい場合もあります。
9.風通しのいい、薄暗い場所で1ヶ月熟成。

実際に作ってみたい方は、いい参考書がたくさん出ていますので、
1冊購入してみてくださいね。
じっくり読んで、手順や材料の特性をよく理解してからお作りになることをお勧めします。
初めての方に特にお勧め。
小幡有樹子さんは、せっけんを身近にしてくれます。
初心者から上級者まで、愛読者の多いバイブル的存在。 私が初めてせっけんを作るに当り、購入した本。だいぶお世話になりました。

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